jyosei-220代-30代の女性では、約7割もの人が便秘の悩みを抱えています。

また、便秘が女性に多い理由には、生理的な影響が大きく関係するといわれています。

多くの女性は、生理前に便秘になりやすい傾向にあります。その原因のひとつには、排卵から月経までの時期に分泌がさかんになる黄体ホルモンの影響で、水分の代謝が悪くなり、便が硬くなってしまうことが挙げられます。

日本人の女性に最も多い便秘が「弛緩性便秘」(しかんせいべんぴ)ということがわかっています。

この弛緩性便秘の原因は大腸のぜん動運動にあります。ぜん動運動が弱くなると、直腸に向けて便を十分に押し出すことができず、消化された残りカスが大腸内に長く留まることになります。

大腸内に留まっているあいだ、便の水分はどんどん吸収されてしまい、さらに硬くなっていきます。硬くなった便はますます押し出されにくくなり、ついには腸の動きが止まってしまいます。その結果、便は溜まっているのに便意をもよおさないという状態になってしまう。これが「弛緩性便秘」(しかんせいべんぴ)です。

便秘が悪化する原因
排便を我慢する 排便を我慢していると直腸と肛門の働きが悪化して、便が下りてきても便意を感じなくなり、そこで便がストップしてしまいます。
加齢 加齢とともに、誰でも腸の働きは低下し、排便力は弱まっていきます。小腸や大腸の神経細胞の減少も排便力を衰えさせる一因と考えられます。
偏った食生活 食事は腸を動かすために不可欠です。とくに、朝は胃や腸の運動に関与するぜん動運動が、最も強く働く時間帯です。朝食を抜いたり、食事の量が不足すると食物繊維も不足するため、ますます腸の運動が低下してしまうことになります。
不規則な生活 旅行に行ったとき、便秘になったりすることがありませんか?これは、いつもと違う生活パターンによる緊張感が原因です。自律神経バランスが崩れ、便秘を引き起こします。人間関係や仕事のストレスなど、あらゆるストレスが腸の動きを悪くするといっていいでしょう。
運動不足 病気やけがなどで、長くベッドに寝ていると便秘がちになることは多くの人が経験していると思います。運動不足が腸の働きや排便にかかわる筋肉の働きを低下させることが影響していると考えられます。運動を始めたことで便秘が改善するケースもあります。
月経前症候群(PMS) 月経前になると、「イライラする」「無気力」「気分にむらが出る」というような症状は、多くの女性が経験しているといわれています。便秘も月経前症候群の症状のひとつで、若い女性の便秘原因となりやすいのです。排卵から月経までの時期は黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が高まります。プロゲステロンは子宮周辺の筋肉の働きを弱めようとするため、大腸のぜん動を抑制され、さらには便を硬くします。月経が始まってプロゲステロンの分泌が抑えられると、便秘状態が緩和されます。
特定の病気の影響や薬の副作用 甲状腺の病気、特に甲状腺機能低下症などでは便秘になりがちです。また、抗うつ剤などを服用していると便秘傾向になることは、よく知られています。

便秘を悪化させる要因は、日常生活でついやってしまいがちなことばかりです。これらが積み重なることで腸の機能低下を招き、便秘が悪化します。該当するものがあれば、今すぐやめましょう。該当数が多いほど重症の便秘になっている可能性もあります。